ChatGPT×ToDoアプリを作ってみた理由と、最初の驚き
タスク管理アプリは、なぜ続かないのか?
日々のタスクに追われているのに、ToDoリストはいつも空白か、逆に“やるべきこと”が詰まりすぎて見るのも嫌になる──。
これは多くの人が経験している「タスク管理ツールあるある」かもしれません。
私もこれまで数十種類のToDoアプリを試してきました。
Trello、Notion、Google Keep、Todoist、TickTick…。どれも最初は便利そうに感じるけれど、なぜか3日坊主になってしまう。
その理由は明確でした。
タスクは“書くだけ”では終わらない。
むしろ、書いた後の「考える」と「決める」にこそ時間がかかる。
どのタスクを先にやるべきか?
今日やれなかったタスクは、いつに移すべきか?
そもそも、そのタスクってやる価値あるの?
こうした「思考」が毎回必要になるのが、ToDo管理の本当のハードルだったのです。
ChatGPTなら、この“思考負荷”を肩代わりできるのでは?
2023年にChatGPTを使い始めたとき、「このAI、文章生成だけじゃなく“整理整頓”も上手いな」と感じていました。
プロンプトの工夫次第で、優先順位づけやToDoの分類までしてくれる。
そこでふと思ったのです。
じゃあ、このAIをToDoアプリに組み込んだら最強なんじゃないか?
こうして、ChatGPTを搭載したToDoアプリを自作するプロジェクトが始まりました。
MVP(最小機能アプリ)で試したのは、たったこれだけ
初期バージョンでは、以下のような非常にシンプルな構造にしました。
・入力フォームに今日のToDoを箇条書きで入力
・ChatGPT APIにタスク一覧を送信
・AIが自動で「優先順位付きのリスト」として整理・返信
・整理されたリストをそのままアプリに表示・保存
コードもPython+Flask+OpenAI APIという軽量な構成。
わずか半日で形になりました。
正直、「これは革命だ」と思った 初めて動かしたときの感動は今でも忘れません。 入力したのはこの5つ:
・レポートを提出
・スーパーで買い物
・資料をPDFにまとめる
・母に電話
・運動する
返ってきたAIの出力がこちら:
✅ ChatGPTが出力したToDoリスト
【今日中に優先すべき】
1.レポートを提出(期限付きタスク)
2.資料をPDFにまとめる(仕事関係)
【空き時間に行うと良い】
3. 母に電話(夕方以降がベスト)
4. スーパーで買い物(食材補充)
【体調や時間に応じて】
5. 運動する(夜のリラックスタイムに)
この瞬間、「ToDoリストが“考えてくれる”だけで、こんなにストレスが減るのか」と衝撃を受けたのです。
ChatGPT搭載ToDoアプリで劇的に変わった“3つの神機能”
「自動で考えてくれる」だけで、こんなに楽になる?
ToDo管理で挫折する最大の原因は、「書いたあとに考えることが多すぎる」こと。
優先順位の決定、時間帯の振り分け、タスクの粒度調整…。
それをすべてAIに投げたら、何が起きるのか?
私が試して劇的に効いた“3つの神機能”を紹介します。
神機能①:タスクの自動カテゴライズ
ChatGPTがタスクを「仕事・生活・自己成長」などに分類し、色分けしてくれるようにしたところ、
視覚的に「バランスの悪さ」に気づけるようになりました。
💡Before
・とにかく仕事タスクがリストの上にぎゅうぎゅう。
・プライベートタスクは埋もれて後回しに。
✅After(AIによる分類)
カテゴリ| タスク例| 色ラベル
仕事| 資料作成、クライアントへの返信| 青
生活| ゴミ出し、食料品の買い出し| 緑
自己投資| 読書30分、英語学習、運動| オレンジ
→ 日々の生活が“見える化”され、偏りに気づけるUXへ進化。
神機能②:「今日やるべき3つ」だけに絞ってくれる
人は選択肢が多すぎると行動できなくなります。
なので、私はChatGPTにこう命令しました:
「今日中にやるべきことを、3つに絞って提案して」
すると、驚くほど自然に、「これは今日やる」「これは明日でもいい」という感覚が生まれたのです。
たとえば、AIが出力したのはこんな感じ:
🧠AIによる優先タスク抽出(例)
【本日中に優先すべきタスク】
1.顧客プレゼン資料の修正(期限明日)
2.家賃の支払い(本日締め切り)
3.子供の懇談会(夕方16時〜)
→「今は何をすべきか」が一瞬で明確になる体験。これはToDoアプリというより、アシスタントでした。
神機能③:未完了タスクの“自動リスケジュール”
普通のToDoアプリだと、やり残したタスクは自分で翌日に移す必要がありますよね?
でも、ChatGPT搭載ならこうなります。
「昨日やれなかったタスクを、自動で明日に移動し、優先度を再計算する」
これが想像以上に便利でした。
🔁自動リスケ機能の動き
・夜23時に未完了タスクを収集
・重要度×緊急度を再評価
・翌日のToDoリストに反映
この3つだけで、「考える疲れ」が激減した
私はもともと、“何からやるか決めるのに時間を使っていた”タイプでした。
でも今では、朝起きたらAIが整理した「今日やるべき3つ」が表示されており、それに沿って行動するだけ。
感覚的には、**「マネージャーがタスクを整えてくれている」**ようなイメージです。
ChatGPT搭載ToDoアプリが生んだ“習慣の変化”と人生の好循環
AIに“タスク整理”を任せたことで見えてきた意外な副産物
「AIでToDo管理がちょっと便利になった」──そんな小さな変化のつもりでした。
でも、使い続けるうちに明らかに生活が変わっていきました。
そして気づいたのです。
🧩 「ToDoアプリ」は、単なる作業リストではなく、“思考習慣”を形にする装置だった、と。
📅 Before:いつもタスクに追われ、終わらない日々
以前の私は、タスクが山積みになるとこうなっていました。
・優先順位がつけられず、とりあえず手をつける
・簡単な作業ばかり先に片付けてしまう
結果、重要な仕事が後回しに
仕事が終わらず、毎晩「今日もできなかった…」という自己嫌悪
「なんでToDoリスト書いてるのに、終わらないんだろう?」
そんな疑問がずっとありました。
✅ After:タスクの“構造”が整い、時間がコントロールできるように
ChatGPT搭載ToDoアプリに変えてからは、毎朝このようにタスクが表示されます。
【午前中にやるべきタスク】
・A社資料の修正(90分程度)
・メール返信(15分)
【午後に回すタスク】
・週報の下書き(30分)
・動画編集のチェック(60分)
【夕方の軽タスク】
・買い物
・ジム予約
この“時間帯×タスクのボリューム”のマッチングが秀逸でした。
AIは「今のあなたが集中できる時間帯」を学習し、提案内容を調整してくれるのです。
🌱 習慣の変化:タスク完了 → 達成感 → 継続の好循環
毎日、完了したタスクに「Good job!」「今週の進捗すごいです」とAIが声をかけてくれる。
正直、それだけでモチベーションがぐっと上がりました。
さらに嬉しいのが、週末になるとAIがこんなレポートを出してくれるようにしたこと:
📊 週末レポート(例)
今週の完了タスク:28件
最も多かったカテゴリ:自己成長(読書、学習)
平日平均完了数:5.6タスク
来週の優先カテゴリ:仕事(会議準備が集中)
今週もよく頑張りました。来週は少し“ペース配分”を意識するとさらに効果的です。
これにより、「あ、自分ってけっこうやれてるんだ」とポジティブに捉えられるようになり、
ToDoアプリを“負荷”ではなく“味方”として感じるようになりました。
🧭 ChatGPT ToDoは、“行動の再設計ツール”だった
このアプリを通じて気づいたのは、「習慣は自然には変わらない」ということ。
でも、仕組みを変えれば、行動は自然と変わる。
つまり、こういう構造です:
思考を減らす → 行動がスムーズになる → 成果が出る → モチベが生まれる → 続けられる
そしてその“設計”をやってくれるのが、まさにChatGPTのようなAIでした。
ChatGPT×タスク管理が変える未来の働き方と“自分の時間”の取り戻し方
「やること」に追われていた毎日が、「やりたいこと」に変わった
ChatGPT搭載のToDoアプリを使い始めて、いちばん大きく変わったのは、「気持ち」でした。
これまで、私はToDoを“こなすためのリスト”としてしか見ていませんでした。
でも今は違います。
✅ 「ToDoが自分の未来を設計するツール」になったのです。
タスクは、日々の雑用をこなすためではなく、“人生を前に進めるための一手”。
AIがその優先度やタイミング、意味づけまで支えてくれるようになってから、私の1日は軽く、そして前向きになりました。
働き方の未来は、「アシスタント付きの自分」になる
AI時代の仕事は、もう“ひとりで全部やる”必要はありません。
これからのToDoアプリは、次のような役割を果たすようになるでしょう:
機能| 従来のToDoアプリ| ChatGPT搭載ToDoアプリ
タスク管理| 自分で追加・分類| AIが整理・分類・提案
優先順位の判断| 自分で考える| 文脈からAIが判断
スケジュール調整| カレンダーと手動連携| 時間帯や集中力に合わせてAIがリスケ
モチベーション管理| なし(無機質)| AIが毎日フィードバック・称賛してくれる
このように、「行動のナビゲーター」としてのToDoアプリに進化していくと私は確信しています。
AIと組むからこそ、“人間らしい時間”が戻ってくる
毎日、膨大なタスクや通知に追われ、気づけば「何のために働いてるんだろう」と思ったことはありませんか?
私もまさにその一人でした。
でも、ChatGPTを取り入れてから、“考える余白”が戻ってきました。
ToDoリストに人生を管理されるのではなく、人生をマネジメントするためにAIを使う──
この意識の転換が、自分の時間を取り戻す最大のポイントだったのです。
最後に:あなたも、自分だけの“AIパートナー”を持とう
このアプリを作って一番強く感じたのは、「AIはツールじゃなく、チームメンバーだ」ということ。
・疲れたときはやさしく声をかけてくれる
・忘れそうなことはそっとリマインドしてくれる
・やる気が出ない日は、タスクの難易度を下げてくれる
こんな「気が利く相棒」を、自分の手で作れる時代になったのです。
✅ 結論:未来の時間管理は、「自分+AI」のチームプレイへ
“毎日をこなす”のではなく、“自分の未来を創る”。
そんな感覚を与えてくれるChatGPT搭載のToDoアプリは、間違いなく人生を変えるツールです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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